
「組合員とその家族の幸せ」のために
組合員の皆様ならびにOB・OGの皆様のお陰で、労働組合も80期を迎えることができました。
80期を迎えるに当たり、先期79期について振り替えさせていただきます。
79期は、『強い職場』造りの基盤となる3本柱として、①基盤強化の再スタート、②魅力ある産業・企業、③仲間のための取り組みを組合員の幸せのために組合員一丸となって推進して参りました。その中の基盤強化については、職場労使懇を通じ組合員が主体的に行動に移せるよう「働きがい向上PJT」メンバーへの参画を行い、職場課題解決に向けた取り組みを前進させてきました。
さらには、「TOYOTETSU100」というキーワードを掲げ、トヨテツが100周年に向かっていくための具体的な活動として、まずは足元を固めるべく安全・品質に特化して活動を進めてきました。一人ひとりが行動宣言カードに記載した内容を守り、定期的に振り返る機会をつくることによって安全意識の向上へとつなげてきました。
次に魅力ある産業・企業について、2025年春の取り組みでは「Well・Can・Must」について執行部、代議員に書いていただいたボードを確認いただき労使一体となり取り組んでいきたいという思いを伝えさせていただきました。そして豊田鉃工で働く者が、目指すべく処遇・環境へ向かって活動を推進する為、労使で質の高いコミュニケーションを行い、賃金に関しては、過去最高を更新し、賞与に関しても昨年同様、過去最高水準の回答をいただけたことに関し、中堅他社はもちろん、トヨタグループ主要にも引けを取らない回答につなげることができました。最後に仲間のための取り組みです。
普段、自分たちが行っている業務や行動が前後工程を含むサプライチェーンにどのように関わっているか、代議員会にて安全・品質の達成状況の共有、また7回目を迎えるSDGs見えるかコンテストでは改善事例を労組ニュースに掲載し仲間の事例の見えるかを継続して行ってきました。こうした活動を行ってきた中で、組合員との対話の重要性をあらためて実感するとともに、更なる『強い職場』造りを行っていくために、より対話を深めていく必要があると感じました。
皆さん一人ひとりが働きがいを持って、社会貢献・地域貢献・持続可能な社会づくりの取り組みを進めるためのスローガンとしては、先期から変更せず「仲間の心に火を燃やし、働く者の幸せのため『強い職場』へ守り・変えて、輝く仲間と紬ぐ信頼、未来を創る」としました。
運動の3本柱としては、
① 対話を深め、笑顔を生み出す。 ② 自ら動き、魅力ある産業・職場を目指す。 ③ 自分ごと化し、社会課題に向き合う。を柱とし活動を推進して参ります。
私たちを取り巻く環境は依然として厳しく、かつてない速度で日々変化し続けています。そんな中、組合活動も様々な変化が起き、活動も多様化が進んでいく中で、豊田鉄工労働組合が80周年の節目の年を迎えるにあたり、「何を残し、何を変えていくのか」労使、組合員との対話を大切にしながら、活動を推進して参ります。
今期も皆さんの絶大なるご理解とご協力をお願い申し上げ私の挨拶とさせて頂きます。
共に頑張りましょう!
豊田鉃工労働組合
第25代 執行委員長 石川 健一




